AI・DX2026年3月10日· 7分
RAGとは?自社データを活用したAIチャットボットの作り方
RAG(Retrieval-Augmented Generation)の仕組みと、自社のデータを使ったAIチャットボットの構築方法を分かりやすく解説します。
ChatGPTやClaudeなどのAIは汎用的な知識を持っていますが、「自社のマニュアルに書いてある手順」や「社内ルール」は知りません。RAGを使えば、自社のデータに基づいた正確な回答を返すAIチャットボットを作ることができます。
RAGとは
RAG(Retrieval-Augmented Generation)は「検索拡張生成」と訳されます。ユーザーの質問に関連する情報をデータベースから検索(Retrieval)し、その情報をAIに渡して回答を生成(Generation)させる仕組みです。

RAGの仕組み
- 1.自社のドキュメント(マニュアル、FAQ、社内Wiki等)をベクトルデータベースに格納
- 2.ユーザーが質問を入力
- 3.質問に関連するドキュメントをベクトル検索で取得
- 4.取得したドキュメントと質問をAIに渡して回答を生成
- 5.出典付きの回答をユーザーに返す
RAGのメリット
- 自社固有の情報に基づいた正確な回答
- AIの「ハルシネーション」(でたらめな回答)を大幅に削減
- データの更新が容易(ドキュメントを差し替えるだけ)
- 情報の出典を明示できる
簡単な実装例
python
from langchain.vectorstores import Chroma
from langchain.embeddings import OpenAIEmbeddings
from langchain.chat_models import ChatOpenAI
from langchain.chains import RetrievalQA
# ベクトルストアを作成
vectorstore = Chroma.from_documents(
documents=docs,
embedding=OpenAIEmbeddings()
)
# RAGチェーンを構築
qa_chain = RetrievalQA.from_chain_type(
llm=ChatOpenAI(model="gpt-4"),
retriever=vectorstore.as_retriever(),
)
# 質問に回答
answer = qa_chain.run("有給休暇の申請方法は?")導入コストの目安
シンプルなRAGチャットボットであれば、1〜2ヶ月で構築可能です。運用コストはAI APIの利用料とサーバー費用で月額数千円〜数万円程度。導入効果(問い合わせ対応時間の削減等)を考えれば十分にペイします。
まとめ
RAGは「AIに自社のことを教える」技術です。社内のナレッジを活かしたAI活用に興味があれば、ぜひご相談ください。
K
ククルデザイン
AI・DX導入支援 / WEB制作
